チームメンバーを募集します！

先日のカヤック事故以来、当初目標としていた海外レースへの参戦について、色々と悩み、また南と小澤で語りつくしました。結果、亡くなった二人の遺志を引き継ぎ、レースへの参戦を引き続き目指すことにしました。

そこで、

一緒に海外アドベンチャーレース*にチャレンジするメンバー（男性・女性１名づつ）を募集します。

第一の目標は2013年9月にオーストラリアで開催されるAdventure Racing World Series 第7戦「XPD（http://www.xpd.com.au/）」への参戦、そして完全完走です。

XPDはチーム4人で、トレッキング、マウンテンバイク、カヤックの種目を駆使して9.5日間以内に700キロ以上先のゴールをノンストップで目指す世界的にも挑戦的なレースの一つです。　（レースの完走率はおよそ40〜45％程度）

レースまで5ヶ月程度と残された期間はわずかですが、可能な限りの準備を行なって臨みたいと考えています。

【少なくとも必要な経験】

• トレッキング　（70km以上のトレイルレース完走経験）
• マウンテンバイク (100kmなどのマウンテンバイクマラソンの完走経験)
• カヤック　（シーカヤックマラソンや30km以上のパドリング経験）

【XPD参加に際して必要な要件】

•  8月末から2週間強、会社を休める方
• 30-40万円のエントリーフィー、渡航費などを負担できる方
• 少なくとも月1回チーム練習に参加可能な方
• 家族の了承が得られる方
• 前向きな心！折れない気持ち！

一緒にチャレンジしませんか？！
興味のある方はこちらまで連絡ください。


【連絡先】
ADVENTURE TEAM : REAL DISCOVERY 南・小澤まで
real.discovery.2006★gmail.com
（★は@へ変換ください。）

ADVENTURE TEAM: REAL DISCOVERY
南　大介、小澤　郷司


*アドベンチャーレースとは、山、川、海、洞窟、ジャングル、砂漠、氷河などあらゆる自然を舞台に、3～5人の男女 混成のチームが協力して、コンパス（方位磁石）とスタート前に大会主催者から与えられる地図を頼りにトレッキング、マウンテンバイク、シーカヤック、リ バーカヤック、ラフティング、クライミング、ロープワークなどの多様な種目をこなしながら、ゴールを目指すアウトドアスポーツです。

故砂田芳子さん葬儀について

故 砂田芳子さんの 通夜・告別式は下記の通り執り行われます。
ここに、故人のご冥福をお祈りし、謹んでお知らせ申し上げます。

通夜：2月23日 17時より

葬儀・告別式：2月24日 10時～11時

喪主：砂田重良様（父）

場所：浦安市斎場

（千葉県浦安市千鳥15－3）

葬儀屋：ふそう式典
０４７－３９０－８８２４

故芝田敏仁さん葬儀ミサについて

 故芝田敏仁さん（しばやん）の通夜・告別式は下記の通り執り行われます。
ここに、故人のご冥福をお祈りし、謹んでお知らせ申し上げます。

通夜：2月24日 18時より

葬儀・告別式：2月25日　12時30分～14時

喪主：　芝田登紀子様 （妻）

場所：カトリック浦和協会
（埼玉県さいたま市浦和区常盤6-4-12）

葬儀屋：葬儀フ゜ロテ゛ュース 宝 城
フリータ゛イヤル ０１２０−２７−５００３

About Tragic Accident Happened to Nadia (Yoshiko Sunada) and Toshihito Shibata

On Feb 17 2013, our team members and great adventure racers Toshihito Shibata and Yoshiko Sunada (Nadia) passed away due to an accident in sea kayak training.

Nadia has joined Team Real Discovery in 2009 to race 48hrs adventure racing in Australia. Since then we raced together several adventure races in Japan and ARWC (Adventure Racing World Championship) in Tasmania 2011. She also raced Patagonian Expedition Race in 2012 as member of international based team called Team Four Continents. She has been really passionate about adventure racing and even changed her job to become a professional adventure racer. One of her skilled area was paddling sports. - She was representing Chiba-Prefecture in Canoe (wild water) at the National Athletic Meet.

Toshihito has joined Team Real Discovery in 2012. He has the longest racing career in the team -not only Adventure Racing also various adventure sports such as Rogaining, MTB and trail running. He won 1st places from various adventure races. Personally, Dai raced with him ARJS (Adventure Racing Japan Series) in 2012. We knew he had great interest to challenge AR (Adventure Race) in world class, so we joined up last November.

Our targeted race is up coming XPD: Adventure Racing World Series qualifier in Australia in Sep 2013. XPD is our second attempt as a team and we set high objective to compete in this race. At the same time, and the most importantly, our objective was to see Nadia's big smile at the finish line - not big tears at middle of the course.

The day Feb 16. It was not scheduled team training, so it was more of ad-hoc paddling training just two of them. Toshihito is "safety comes first" type of person, so he sent email to Nadia and team on Friday evening saying that we just started gearing up for the race so lets do this safe. Saturday was a pretty windy and cold day - blowing north wind (blowing land to ocean), so Toshihito and Nadia said to their family "Safety first, we don’t go out to the ocean, just paddle on the river" and left home in the morning. In addition, we exchanged email to do training in caution.

9:30-10:00 AM they entered to the water from Sakai-gawa river in Urayasu, Chiba. The entry point is a flat water (width is about 10m or so and river bank is covered by asphalt), so generally it is safe. If you paddle down the river about 1.5km from the entry point -it is Tokyo Bay -open water. So plan should be paddling on the river 6km return x4 or so. Definitely the plan was not to paddle out to the ocean on the day.

Evening of Feb 16, Nadia's mother worried that Nadia has not came back home and called up police. No one even ourselves did not realize that they were not back to the kayak storage.

Around 9PM Japan Coast Guard initiated search and rescue.

About the same time, we were notified from Toshihito's wife that they were missing.

Around 3AM Feb 17. Coast Guard found 2 broken kayaks at Sodegaura about 20km south from where they entered. These kayaks were found in very close location.

Morning of Feb 17, despite of all of our pray and thoughts, their bodies have found at the coast of Ichihara. One thing sure is that they fought till very last end as a team to survive. The location of them and kayaks tells that.

There are many guesses, but no one knows when / where / why / how they were shipwrecked, and why they could not call emergency. Possibly accident happened near river mouth but no one can tell what happened exactly. Needless to say, they were self-rescue trained, so they must have put every effort to back home.

We all know adventure sports come with risks and we have to engage with it with possible risk mitigation measure. They were well aware of that, but sometimes fate may smash it quite easily.

Toshihito and Nadia, may your soul rest in peace. It was such a great honor to be one team.

Feb 19 2013
Adventure Team REAL DISCOVERY
Daisuke Minami , Goshi Ozawa

先日の砂田芳子さん、芝田敏仁さんの事故について

すでに、報道などでご存知の方も多いかと思いますが、Real Discoveryの一員である砂田芳子さん、芝田敏仁さんが2013年2月16日シーカヤックのトレーニング中に行方不明となり、帰らぬ人となりました。お二人のご冥福をお祈り申し上げます。

アドベンチャーレースやカヤックなど多方面において、交友関係の広い二人ですので、少し状況をお話させていただければと思います。こうしている今も彼らが帰ってこないという事実が信じられない気持ちです。乱文になりますが、ご了承ください。

砂田さん、芝田さん、小澤、南の我々4名は、今年9月にオーストラリアにて開催されるアドベンチャーレースの世界シリーズ戦への参戦を決定しており、今回の事故は大会に向けて砂田さん、芝田さんの二人でカヤックトレーニングをしていて起きた出来事でした。

砂田さん（ナディ：以下愛称にて）は、2009年からReal Discoveryに参加しました。2010年にはオーストラリアにて開催されたアドベンチャーレースGeoQuest、2011年にはオーストラリア・タスマニア島にて開催されたアドベンチャーレース世界選手権XPD、2012年には単身で国際チームの一員としてパタゴニアン・エクスペディションレースに挑戦しました。彼女は、アドベンチャーレースに集中するために仕事も変え、特にカヤックの技術を磨くべくトレーニングを積み、昨今は国体選手としても活躍していました。

芝田さん（しばやん：以下愛称にて）は、アドベンチャーレース、ロゲイニング、MTBの経験歴はチーム4名の中で一番長く、国内レースで数々の優勝記録を持つ実力者です。MTBオリエンテーリングでは世界選手権に出場した経験もありました。海外アドベンチャーレースに挑戦したいという彼の意向を以前から聞いており、今年9月のレースに向けた新たなチームメンバーとして昨年11月からReal Discoveryに合流しました。

しばやんも加わったことで、昨年11月からチーム練習・チーム会議を重ねて、互いの信頼を高め一つのチームになり始めていました。2月初旬のチーム会議では、9月の海外レースで5位以内という目標設定も明確になりました。目標順位もありますが、過去2回の海外レースでリタイヤという結果から悔し涙を飲んだナディを今回はゴールで嬉し泣きさせてやるというのが、チーム全員の約束にもなりました。

2月16日は4人そろったチーム練習は予定しておらず、都合のあった二人での練習でした。チーム全体のパドリング技術を底上げしたいとチームで議論していたので、都合つけば可能なメンバーで集まって練習をすることはよくやっていました。

2月15日 金曜日に、慎重な性格のしばやんから「海が荒れていたら、、、無理しない方向で、、、まだ安全第一でいきましょう～～」とチーム共有メールがありました。 当日の朝も、しばやんとナディはそれぞれの家族に「無理はせず川で練習してくる」と言って家を出たそうです。当日は気温も低く、陸からの強風があり、我々 も注意をするようメールで促していました。

ナ ディが所属するカヌー協会による練習が当日予定されていましたが、強風のため練習は中止になっていたそうです。ナディとしばやんは、協会の練習とは別に、 レースに向けた練習ということで流れの少ない運河のような川に入りました。あのような低気温かつ強風の状況において、彼らは家族に伝えたように海に出ずに 岸壁にかこまれた川を数往復（往復で6km程度）するはずで、これは過去にも実施していました。

また、自然を相手にしたスポーツをやる以上、最大級のリスク管理をもって望まなくてはならない。彼らはそれを知っていました。セルフレスキューのスキルもありました。

しかし、事故は起こりました。結果としてナディとしばやんは帰らぬ人となってしまいました。今となっては、真相はわかりません。川に出た後、何が起きたのかは彼らしかわかりません。

本当に無念としか言いようがありません。

最後に、改めてナディとしばやんのご冥福をお祈り申し上げます。

2013年2月19日　
Adventure Race Team Real Discovery
小澤　郷司、南　大介