2011/10/23

夢、海外ロングアドベンチャーレースへ

ごおしです。

今日は自分のこと書きます。
出国前に書いておきたいので、長いかもしれないけど、書きます。
取り留めなく、思いを書きます!


アドベンチャーレースをはじめて知ったのは2000年。
まだ大学を卒業して、大学院で修士課程として研究を始めた頃だった。
テレビから流れてくる映像を見て、「何これ、超面白そう!俺も出てみたい!俺のためのスポーツだ!!!」と直感的に感じたのを今でも鮮明に覚えている。

保育園の頃から山好きな親父に連れられて、いろんな山に登り始めた。
小学校から高校まで野球をやり、中学からは陸上の長距離/駅伝も並行してやっていた。
大学ではスキー。1年の途中までは体力を買われてクロスカントリー(ノルディック)部門で走りこんだ。1年の冬の合宿前に、特にダウンヒルと大回転がやりたくて入部からずっと希望していたアルペンに転向。

運動神経はいいけど、器用貧乏な俺にはアドベンチャーレースはうってつけだ。
山、川、海、全てのフィールドで遊びまくれる、こんな素敵なスポーツはないと思った。
しかも、チームスポーツで、自然の中で自分たちの行く道は自分たちで決められる。
人生と一緒だ。
このスポーツに人生の縮図が見えた。

テレビでアドベンチャーレースを知ってから、海外レースに出るための計画を練り始めた。
今ではトレランというメジャーな言葉になったが、普通に山を走り始めた。
ダッキーを買って、川で遊び始め、確か2002年からはリバベンにも出場し始めた。
MTBはお金がなく買えず、ママちゃりで多摩川、荒川などの河口から源流を目指してこぎまくった。
25,000分の1の地図を持っては、道からそれて、山の中へ分け入り、夜通し歩き回った。
2002年、2003年、2004年と今では伝説的なレースである伊豆アドベンチャーレースのスタッフをやって、研究を重ねた。
2003年から海外ロングレースに出るためのチームを作って、メンバーを探した。東北、東京、名古屋とチームメイトはばらばらだったが、いいチーム。みんな意識が高くて、勉強熱心。

「伊豆アドは通過点、海外ロングレースで完全完走する!」

2005年には伊豆アドベンチャーレースに出場すべく、東北大学大学生2人と大学同期女子1人とごおしでチームメンバーを固定して、研究、練習、準備を重ねた。
しかし、レース当日、仕事の都合で女性メンバーが来れず、スタートを切ることは出来なかった。
このショックから2006年にはチームを解散、立ち直るのに少し時間がかかった。

それでも、新人を引き連れてはエクストリームシリーズに出て、ワイワイやったり、本気モードの仲間と組んでAzumino 2days、里山アドに出たり、Adventure Raceを継続して楽しんだ。
楽しむことで忘れようとしてた。

「海外ロングレースで完全完走する!」

そして、2009年エクストリーム那珂川大会でドイツ人の友人をReal Discoveryリーダーの大ちゃんが送ってくれたことから、大ちゃんと深く話すこととなった。

2010年、Real Discoveryに合流して、大ちゃん、Pon、ナディ、ごおしの4人でオーストラリアで開催された3日間のAdventure Race、GeoQuestに参戦。一度はあきらめかけた海外Adventrue Race。
結果は完全完走とはならなかったけど、MTBセクション一つをスキップして、自分たちの足で最後のコースタルトレッキング18キロを走って、ゴールテープを切ることが出来た。
自分たちの足りないところ、よいところ、現地の人たちのおおらかさ、自然のすばらしさ/雄大さを実感した。
そして、一番は、大切なチームメンバー、仲間と知り合えたこと。

そして、ついに2011年。
夢にまで見た海外ロングレース。
オーストラリア、タスマニアというフィールド。
出国の27日まであと4日。
スタートは11月2日。

過去の苦い経験をこの前の壮行会でも思い出してしまった。
盛り上がってたけど、俺は逆に冷静になった。
「スタート台に乗り、スタートを切るまでは油断できない、スタートまでが重要だ!」

油断せず、準備を怠らず、怪我をしない、メンバーへの配慮を忘れない。
大ちゃん、重鎮、ナディ、ごおし。
それぞれが特徴的ですばらしい仲間だ。
お互いを配慮できるチームメンバー、応援してくれるAR仲間、友人、仕事の同僚、家族、bo、そして自分自身を信じて、感謝の気持ちでスタート台、そしてゴールを目指したい。

そのスタートが切れれば、ゴールは目前。
完全完走10日間700キロを楽しむのみ。

「海外ロングレースに完全完走する!」
という夢を実現する。

その次の夢は、
「50歳までにロングレースで優勝する!」


夢は、願って、行動すれば必ず叶う。



Adventure Race Team ’Real Discovey’
小澤郷司
2011年10月23日18時20分

1 件のコメント:

  1. 感動的な文章!
    タスマニアのレース、骨の髄までしゃぶりつくすように楽しんで!!

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